遊撃の定位置狙う巨人ドラ4の魅力とは? “メジャー級”動きと咄嗟の判断力に光7/13(木) 8:10配信20コメント20件中山、北村らと競争しながら坂本離脱後にスタメン増広島戦に出場した巨人・門脇誠【写真:矢口亨】■広島 2ー0 巨人(12日・東京ドーム)
巨人のドラフト4位が輝きを放っている。門脇誠内野手は12日、本拠地・東京ドームで行われた広島戦に「8番・遊撃」でスタメン出場。チームは相手先発の森下暢仁投手から8安打を放ちながら得点を奪えず、0-2で敗れたが、超人的なプレーでスタンドを沸かせた。
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巨人は精神的支柱の坂本勇人内野手が、故障で6月24日に出場選手登録抹消。門脇は年齢で2歳下の中山礼都内野手、パンチ力のある打撃が持ち味の北村拓己内野手(8日に再調整のため抹消)と熾烈な競争を繰り広げながら、坂本離脱後の13試合中、過半数の7試合でスタメン遊撃手として起用されている。
門脇の魅力は高い守備力だ。この日はまず初回無死一、二塁のピンチで秋山翔吾外野手が放った痛烈なライナーがフォスター・グリフィン投手のグラブを弾き宙に舞う。門脇はこれをダイレクトで捕球すると、飛び出していた二塁走者・上本崇司内野手を尻目に二塁ベースを踏み、併殺を完成させた。
もっとすごかったのは5回。2死走者なしから、上本が放ったゴロは二塁ベースを通過し、いまにもセンターへ抜けようとしていたが、門脇はスライディングしながら捕球すると、そのまま一回転し、尻もちをつきながら一塁へ送球。ワンバウンドとなったものの、正確に一塁手の中田翔内野手のミットに収まった。上本の一塁への必死のヘッドスライディングでセーフとなり、内野安打となったが、門脇の“メジャー級”のフットワークに東京ドームはどよめきに包まれた。
また、フル出場した11日の同カードでは、9回1死一塁の場面で上本が小飛球を打つと、門脇はいったん捕球したボールをグランドに落とし、遊撃→二塁→一塁へと転送。併殺が成立したかに見えた。結果的には「故意落球」と判定され、2死一塁で試合が再開されたが、咄嗟に湧き出るアイデアに、新人離れした落ち着きを感じさせた。
「なんと言っても、ショートというポジションはチャンスですから」。原辰徳監督はそう言って若手を鼓舞する。門脇の場合、守備では何度も指揮官を驚嘆させているが、打撃となると打率.175(120打数21安打=12日現在)。この日も2打席凡退すると、8回先頭の3打席目に代打を送られた。今後さらに出場機会を増やし、レギュラーを射止めようとするなら、打力アップが絶対的な課題になることは間違いない。宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki【関連記事】12球団“最強助っ人”が自由契約に 巨人が手放してしまった“お宝”巨人注目の若手が「まじで坂本やん」 驚愕の鬼肩超ロングスローが「これは美技」「今メジャーに来ても通用する」元巨人マイコラスが太鼓判を押すのは?「当時の巨人に2人いた」―元巨人クロマティ氏が明かす「MLBで通用した投手」巨人・秋広に他球団007警戒 要注意マークをつける“2大変化”とは?最終更新:7/13(木) 8:23Full-Count
Source: 巨人 読売ジャイアンツ by yahoo News
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