「手術することは治ることではない」台湾・楽天モンキーズ入団の由規 5年以上によるリハビリから得た教訓と探究心「己を知ることに尽きる」7/11(火) 13:00配信3コメント3件6月まで埼玉武蔵ヒートベアーズでプレーした由規投手(球団提供)BCリーグ・埼玉武蔵ヒートベアーズから楽天モンキーズに移籍し、台湾リーグへ挑戦することになった由規投手コーチ兼投手。
ヤクルト時代の2010年には当時日本最速となる161km/hをマークし、12勝を挙げるなど球界を代表する投手への階段を着実に上っていた。
しかし、翌年に右肩を痛め、そこから神宮のマウンドへ戻るまでに約5年を要するなど長い怪我との闘いを強いられてきた。
選手生命の危機を何度も乗り越えながら今も現役として投げ続けている由規投手に埼玉武蔵在籍時、手術・リハビリのプロセスで大切なことなどを伺った。
(取材協力:埼玉武蔵ヒートベアーズ ※肩書きは当時・以降敬称略)2人の先輩からから学んだこととは?伊藤智仁・館山昌平の両名からのアドバイスが大きな力になったヤクルト時代、約5年に及ぶリハビリの間では由規同様に長期の怪我を経験した先輩が近くにいた。特に関わりが深かったのが伊藤智仁一軍投手コーチと館山昌平投手(現:福島レッドホープス 投手チーフコーチ)である。
伊藤コーチは3度の肩の手術、館山は2年連続を含む3度の右肘内側側副靱帯再建手術(通称:トミー・ジョン手術)や血行障害の手術を受け、数シーズンにわたる長期のリハビリを経験していた。
「智さんから言っていただいたのは、当時リハビリを経て投げられるかどうかのタイミングで、『ブレーキかけているこの状況を打破しなければ先には進めないよ』とアドバイスいただいていました。
制限をかけて全力を出せないことによって、自分の全力の基準が下がってしまう。そこでもう一度ギアを上げられなかったら、試合に復帰できなくてブルペンがMAXになってしまうんです」
館山からの助言も、メンタル面でとてもプラスになったという。由規が離脱した時期は、館山の2度目と3度目のトミー・ジョン手術のタイミングとほぼ同時期。共に過ごす時間も多く、館山の温かさと刺激をたくさん受けた。
「館山さん自身がすごくポジティブな方なので、どうしても野球、野球と考えがちなところを『オンとオフ、しっかりメリハリをつけなきゃ』とずっと言ってくれました。
悩んでる時に食事に連れて行ってもらいましし、なかなかリハビリしてる最中でお酒飲んだりなんて気持ちが向かないのですが、『今日は何も考えず飲め!』って(笑)。それでお言葉に甘えたりもしましたね。ただでさえ孤独だったところを館山さんと一緒にいて気持ちが楽になれました」次ページは:手術する=治るではない。経験から伝えたいこと前へ1234次へ1/4ページ【関連記事】台湾・楽天モンキーズ入団の由規 1771日にわたる復帰への道のりと現在地「自分が体現できて教えられることが一番の教材に」 2023.07.10野球「”チャンスがあればどこでも入りますよ”という気持ち」兵庫ブレイバーズ 久保康友 独立リーグを盛り上げるアイデアと未来のNPB戦士への金言身体障がい者野球チーム「千葉ドリームスター」の成り立ち(前編)プロ野球OBクラブ「Autograph Collection」OBとファンをつなぐ”夢の空間”ができるまで大引啓次氏 プロ野球OBクラブのイベントにゲスト登壇 盟友・坂口智隆選手との絆とルーキーへの金言最終更新:7/11(火) 13:00スポチュニティコラム
Source: 東京ヤクルトスワローズ by yahoo News
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