人脈を駆使し「いつかプロの練習を見学させたい」 大経大・高代延博監督が思い描く選手の成長曲線7/11(火) 8:10配信2コメント2件長年野球界に携わってきた経験をこれからも生かす(撮影・沢井史)今回の「監督として生きる」は、関西六大学野球連盟に加盟する大阪経済大学の高代延博監督(69)です。社会人野球の東芝から1978年ドラフト1位で日本ハムファイターズに入団。現役引退後は広島東洋カープや中日ドラゴンズなどでコーチを務め、2009年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)ではコーチとして世界一も経験しました。3回連載の最終回は、長年野球界に携わってきたからこそ、選手たちに伝えたいことについてです。
【写真】阪神コーチ時代、鳥谷や福留に声をかける高代氏社会人野球への練習参加も積極的にプロ野球界は派手な世界にとらえられがちだ。高代監督がNPBのコーチとして指導してきた頃の主な教え子は、緒方孝市、野村謙二郎(元・広島東洋カープ)、金本知憲(元・広島、阪神タイガース)、荒木雅博(元・中日ドラゴンズ)、福留孝介(元・中日、阪神)など。数人を挙げただけでもそうそうたる顔ぶれだ。
だが、一流選手たちにも苦労の時期があったことを高代監督は知っている。そういった話を今の選手たちにすることも、どこかに限界を感じている。チームの意識改革に向け、高代監督は今、あらゆる策を練っている。
「いつか、プロの練習を見学させてあげたいんですよね。最近はコロナ禍でなかなか難しい部分もあったと思いますが、今はどうなのかな。球団にお願いすれば、練習は見られると思います。ナイターの試合がある日、午後2時からの練習も、見れば何かを得られるんじゃないかな」
試合前の練習は、選手たちが自分で考えて動いている時間がある。「先に1時間走ってから何かを始めるとか、選手それぞれのルーティンもあるし、見ていて勉強になるはず」
さらに社会人野球への練習参加も、積極的に行っていこうと考えている。長年野球界に携わってきた人脈を駆使し、成長のきっかけを外部にも求める。「やっぱりね、レベルの高い野球を見せたいんですよ。それに、練習であるケースを説明すると、時間がかかるし分かりにくいでしょう。自分1人のエネルギーで表現するのは限界がある。レベルの高い野球を見てもらえれば、実際の場面を例に『今のケースは……』と選手らに伝えられます」次ページは:「ボコボコにされるのが目的」の関東遠征前へ123次へ1/3ページ【関連記事】大阪経済大・高代延博監督(中) 知識やスキルにばらつきがある選手との向き合い方大阪経済大・高代延博監督(上) ジェネギャは前提、選手との年齢差をポジティブに元侍Jコーチ高代延博 継投で米国打線を2点に抑えた中村の好リード大阪桐蔭の甲子園初優勝と今は「別物」 当時のメンバー、東洋大学・井上大監督(上)大阪経済大が2年連続トップ通過 選手のタイム差少なく、練習から気が抜けない緊張感最終更新:7/11(火) 8:104years.
Source: 北海道日本ハムファイターズby yahoo News
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