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山本拓 新庄監督も「最高」と絶賛の2回完全 快投の裏に元F戦士のアドバイス(道新スポーツ)

山本拓 新庄監督も「最高」と絶賛の2回完全 快投の裏に元F戦士のアドバイス7/9(日) 20:34配信4コメント4件オープナーで2回パーフェクト 主力から奪三振も2回パーフェクトの快投を見せた山本拓(撮影・松本奈央) 中日からトレードで加入した日本ハムの山本拓実投手(23)が9日、エスコンフィールド北海道で行われたロッテ戦で先発し、2回パーフェクトの快投を見せた。郡司裕也捕手(25)との元中日バッテリーで輝きを放ち、北海道のファンを魅了。新庄剛志監督(51)の粋な計らいに、力いっぱい応えた。

 出し惜しみはしない。プロ生活の集大成を詰め込んだ22球だった。最速151キロの直球で押し込み、変化球を織り交ぜた。中村奨、山口からスライダーで三振を奪うなど、ロッテの上位、中軸をねじ伏せた。

 降板後〝演出家〟の新庄監督からひと言だけ「最高」と声をかけられた。自然に喜びがあふれ出て「(心に)染みました。チームメート、ファイターズファンに対しての印象もそうですし、きょうがすごい大事だと思っていた。2イニングしか投げていないですけど、結果という形で見せられたのは、良かった」と実感を込めた。

 中日の2軍戦で何度もバッテリーを組んできた郡司はこの日が移籍後、初マスクだった。献身的なリードで後輩をサポートし「山本拓実史上、一番良かったです。全変化球投げましたし、全部精度も高かったですし、何を投げても抑えられそうだなという感覚がありました」と感無量の様子だった。

 高卒6年目で、ブレークの予感を漂わせている山本拓。成長のきっかけは、中日の先輩だった大野、谷元を頼り、2022年から参加している宮古島自主トレだった。くしくも2人から同じ指摘を受けていた。「真面目すぎると言われました。全部を全力でやってしまうのはもったいないと。真面目さは良いところでもあるけど、もっと遊び心を持って野球をやろうと」

 逆転の発想が根底にあった。「今までピンチになったら全球、思い切り腕を振っていた。でも、こっちがピンチの時、打者は打ち取られたら嫌な場面なんだと。相手の気持ちになろうと言われて、なるほどなと」。打者はチャンスで重圧がかかる。力任せより、打ち気をそらすような球が有功なケースもある。柔軟な選択をするためにも、余裕を持つことが重要だと悟った。

 今後はチーム方針で中継ぎに回る見込み。建山投手コーチは「流れを変えられるようなピッチングをする。彼自身がマルチに働けるピッチャーを理想としているみたいで、こっちの思惑も一緒。短い先発、ロングリリーフ、ワンポイントから1イニング、本当にいろんなところで使える」と期待を寄せた。1軍で戦える実力は、証明した。次は困った時の切り札として、高難度の任務を任される。(榎本真之)【関連記事】《SHINJOの信条》追いついたらグラブに収めてほしい。あの辺がまだ若さというか《SHINJOの信条》胃腸の問題ですよ。彼(清宮)は。胃腸おかしいと思ったらすぐ代えます4年ぶり復活 ウエルカムハイタッチ 新庄監督「ぬくもりを与えておきました」新庄監督 歓迎サプライズ 中日から加入した山本拓と郡司がバッテリーで7・9先発封じられた新庄マジック 2連続スクイズ失敗 「駆け引きで負けました」最終更新:7/9(日) 20:34道新スポーツ
Source: 北海道日本ハムファイターズby yahoo News

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